<オープン戦:中日1−0楽天>◇11日◇ナゴヤドーム
やはりこの男はチームに欠かせない。楽天は11日、ナゴヤドームで中日とオープン戦を行い、先発の金田政彦投手(36)が6回5安打1失点。今季初となる実戦登板で結果を出し、プロ14年目を迎える肩の絶好調ぶりも見せた。
相手は新人3選手がスタメンに並ぶ若手中心の打線。6回に適時打を浴び、味方打線が完封を喫して結果的には敗戦投手となった。「変化球が高めに浮いた。もっと意識して投げられる球を増やさないと」と反省。しかし4回と5回の無死一塁の場面では90キロ台のスローカーブで併殺打に仕留めるなど、直球との緩急をつけた持ち前の投球で中日打線を翻弄(ほんろう)した。野村監督も「技巧派だな。合格。相手がベストメンバーじゃないから評価は厳しいけど、低め低めに決まっていたし」と評価した。
昨季、4月29日にチームの11連敗を止めるなど、連敗ストッパーとして活躍。しかし後半は肩の疲労のため失速し、結果的に3勝6敗の成績だった。しかし今季、キャンプ中盤にブルペンで275球の大熱投。例年にない好調な仕上がりぶりを見せていた。この日も「肩は去年よりいい」と笑顔で語った。
一場、有銘、小倉、朝井と、最近先発する投手が結果を残している。それだけに「みんな頑張っているから、それについていかないと。高いレベルでの競争はチームのためにもいいこと」。自身の好投により、相乗効果でさらにチームの雰囲気がよくなる。起用法も「与えられた仕事をやるだけ」と気合十分なベテラン左腕は、今季も必要不可欠だ。【由本裕貴】
[2006/3/12/10:43 紙面から]
写真=楽天先発の金田
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