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パ・リーグ開幕まであと11日。生き残りをかけた楽天のチーム内競争もいよいよ最終局面を迎える。野村監督が最重要視する投手陣だが、開幕投手は一場が最有力候補だ。オープン戦で好投した朝井、山村、有銘らがローテ入りを狙う。調整が遅れているエース岩隈が、開幕まで間に合うかが最大の焦点だ。
注目の開幕投手は、一場で堅い。野村監督はエース岩隈を推すが、右肩不安などで調整が遅れている。実戦投球が今季まだ1度もないことを考えれば、早くても本拠地開幕戦の28日以降と考えるのが自然。WBC日本代表戦、オープン戦と調子を上げている一場は「開幕? 言われてませんが、行くつもりで準備だけはしています」と頼もしい。野村監督も「今年はエースとして働いてもらわななければ困る」と、先発の軸と考えているようだ。
先発はある程度、枚数がそろってきた。オープン戦の好投が目立ち、いい意味で刺激し合っている。朝井、山村、有銘、ベテラン小倉、金田も元気だ。新外国人のインチェ(24=台湾・誠泰)は、12日中日戦で5回1失点とまずまず。再テストで先発入りの合否が決まる。計算外は、昨季横浜で7勝を挙げたバワーズ。仙台で岩隈ら残留組と調整中だが、家族の問題で来日が遅れた影響で明らかな調整不足。1軍合流の見通しも立っていない。
中継ぎにも不安が残る。オープン戦では渡辺、徳元、戸叶、谷中が結果を残せず、野村監督も頭を痛めている。守護神としてテストした小山も内容が今ひとつ。中継ぎで起用されそうだ。セットアッパー吉田、抑え福盛は、昨年同様の2本柱だが、このままでは2人にかかる負担が大きくなる。松崎、青山のルーキーコンビは、チーム事情から中継ぎスタートが濃厚。特に計算できる左がいないため、体力のある有銘が中継ぎに回る可能性も十分だ。【柴田猛夫】
[2006/3/14/11:29 紙面から]
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