<オープン戦:横浜4−2楽天>◇16日◇横浜
中日から移籍した鉄平外野手(23)が“プロ初本塁打”を放った。16日、横浜戦(横浜)の6回に、右翼フェンス際にソロ本塁打。その時点で1点差まで詰め寄ったが、チームは2−4で敗れ4連敗。それでも打率は3割台をキープと好調を維持し、激戦の外野手争いの中でも1歩抜け出した。
みちのくバッテリーからの快音だった。横浜が2番手・加藤武治(27=山形南出)に代わった直後の3球目。内角の直球に反応された新沼慎二捕手(26=仙台育英出)も、思わず顔をしかめた。「入るとは思わなかった。ライトフライと思いました」と鉄平。風にも後押しされた打球は、右翼スタンドぎりぎりに落ちた。
うれしいプロ初本塁打。それでも鉄平は、普段通り淡々としていた。「本塁打で喜んじゃいけない選手。ラインドライブのかかった安打を打ちたいんです」。求められる役割はチャンスメーク。益田、憲史、竜太郎と、同タイプの左打ちの中距離打者が並ぶ外野手の中で、足は鉄平だけのアピールポイント。8回の打席では、走者二塁で自らも生きようとセーフティーバント(結果は犠打)も試みた。
現在、中堅で期待される森谷の状態が落ちており、展開次第では開幕レギュラーの座も見えてくる。守備も堅実な鉄平への首脳陣の評価は高い。「勘違いしないように気を引き締めて頑張ります」。初本塁打にも浮かれる様子はなかった。
[2006/3/17/11:56 紙面から]
写真=楽天6回表無死、鉄平(左)は右越えに本塁打を放ちナインの出迎えを受ける。右手前から西村、森谷(撮影・下田雄一)
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