J2仙台の都並敏史監督(43)が、勝ち点80以上を目標に掲げた。23日、仙台市青葉区のホテルで行われたサポーター集会に出席。サポーターの質問に対し、1クール(11試合)の勝ち点を20前後に設定していることを明言した。昨季は勝ち点59(15勝15敗14分け)で6位と低迷しただけに、「目標ははっきりしている。スタートダッシュに全力をかけたい」と昇格争いに加わることを宣言した。
「100%の力を出せば結果はついてくる。1クール平均20点前後が目標。相手の戦力を見極めながら、クールごとに熟成を重ねていきたい」。都並監督は約150人のサポーターを前に今季の目標ラインを掲げた。合計勝ち点80前後。過去にJ1昇格を果たしたチームと比べても、決して高い設定値とはいえないが、今年の状況は大きく違う。
昨季は、戦力的に突出していた川崎Fが、勝ち点105のぶっちぎりVでJ1昇格を果たした。だが、今季は派手な補強に動いたチームは見当たらず戦力的にも接戦。昇格ラインも大幅に下がることが予想される。「(川崎Fのように)105はいらないでしょう。(助っ人FWの)バロンが20得点してくれるか分からないけど経歴を見れば計算できる。第1クールは相手戦力の見極めに重点を置きベースをつくり上げていきたい」と、都並監督は自信を示した。
すでに守備重視のサッカーを明言している。昨季はリーグワーストタイの66失点。「失点を減らすことに重点を置く。昨季が、ゴールを奪うための守備だとしたら、今季は失点を防ぐための守備」とベルデニック体制との守備スタイルの違いを説明。「鎖のようにつながってやれば目標に到達できる」とした。
Jリーグでの采配は未知数だが気負いはない。「5−0で勝っていたから、後半に思い切って3人交代させたら追い上げられちゃって」と東京Vユースの監督時代の失敗談を披露。「僕のサッカーは基本的にイケイケどんどん。テグ(手倉森誠コーチ)と斎藤(芳行コーチ)が、いかに手綱を締めてくれるかがカギ。平常心を失わないように気をつけたい」。開幕は、3月5日ホーム徳島戦。暴れ馬が目標値達成へ向け動き出す。【下田雄一】
[2005/1/24/10:38 紙面から]
写真=サポーター集会に臨む仙台の都並監督。左は田中孝司GM
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