<練習試合:仙台3−3東北学生選抜>◇10日◇宮城県柴田町・仙台大グラウンド◇35分ハーフ3本
J2仙台が、格下相手に大苦戦を強いられた。今季2度目の練習試合に臨み、東北学生選抜に3−3のドロー。FW松浦宏治(24)のゴールで先制したが、3本目に立て続けにゴールを許し3失点。2−3で迎えた終了間際にMF秋葉竜児(20)がPKを決めて辛うじて追い付いたが、課題の守備に不安を残した。
冷たい季節風が吹き荒れるピッチで、身も心も凍り付いた。3本目、中盤の底でチームを統率していたMF熊谷浩二(28)が引っ込むと守備のほころびが一気に噴き出した。同5分、CKから同点にされると立て続けにゴールを奪われた。22分にDF大河内英樹(18)の不用意なパスから2点目。28分にはクリアミスしたボールを拾われあっさりと3点目をねじ込まれた。
「プロとして学生さん相手に引き分けでは恥ずかしい」。試合後、都並敏史監督(43)は開口一番、はにかみながらそう吐き捨てた。だが、「ミスはミスでも構造的なミスからの失点ではない。悲観はしていない」と続けた。個の守備から組織的守備への転換を図っている。ふがいない結果にも、あくまでも今は発展段階であることを強調した。
昨年までは1対1の強さを重視してきたが、今年は違う。3本目に出場したDF根引謙介(27)は「サイドチェンジされたときの対応がうまくいっていた。2対1、2対2で追い込んでいた。失点は組織としてやられているわけではない。すべてがうまくいくよりほころびがでたほうが逆にいい」とチームとしての戦術理解度に手ごたえを口にした。チームは明日12日から宮崎延岡での2次キャンプに突入。実力が試されるのはこれからだ。【下田雄一】
[2005/2/11/11:03 紙面から]
写真=試合後、がっくり肩を落とす仙台イレブン
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