J2仙台のMF中田洋介(23)がサイドバックにコンバートされる可能性が出てきた。チームは14日、宮崎・延岡市の西階陸上競技場で今季初の紅白戦を行った。この中で、中田は生涯初となる右サイドバックに入り、オーバーラップから精度の高いクロスを2連発。本業のサイドハーフ以上の切れを見せ、都並敏史監督(43)をうならせた。
慣れないポジションにも動じなかった。「生まれて初めてだったけど動きは悪くないといわれた」と中田。前半、右サイドのMF千葉直樹(27)と巧みなパス交換を見せ、何度も相手の懐深くドリブルで駆け上がった。放ったクロスは左サイドの0本に対し2本。中央付近の攻め手が薄いと見ると冷静にボールを戻す的確さも発揮。得点にこそ結びつかなかったが、非凡な適応力を見せつけた。
試合後、都並監督は「戦術理解度の高いプロ向きな選手。コンバート? 可能性は十分にある。攻撃的シフトで考えればオプションがあってもいい。本業としてやっていく能力もあるがまずは得意なポジションを尊重しながら使っていきたい」とあっさりと合格点を与えた。
ルーキーイヤーだった昨季は26試合に出場し無得点。攻撃力が厚くなった今季は、中盤での厳しいポジション争いが予想されることから中田にとっても勝負の年となる。「試合に出られるならどこでもやりたい。求められているのは攻撃参加。上がる回数を多くすれば相手に脅威も与えられる」。自らチョコレート好きを公言するチーム一番のイケメン選手。ひとり勝ちだったバレンタインデー同様に、ポジションも一気に奪い取る。【下田雄一】
[2005/2/15/10:01 紙面から]
写真=右サイドバックに入りDF大河内とボールを争うMF中田(左)
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