J2仙台のMF中田洋介(23)が開幕スタメン入りへ向け猛アピールした。22日、宮崎県総合運動公園陸上競技場で行われたKリーグ城南一和(韓国)戦に定位置の右サイドで先発出場。1本目に、華麗なダイレクトボレーから先制ゴールを生み出すなど攻守に貢献。試合後、都並敏史監督(43)を「信頼できる選手」と、うならせた。
2年目の中田が、右サイドの最有力候補に急浮上した。0−0で迎えた1本目9分、これまでひた隠しにしていた決定力を見せつけた。左サイドに開いたMF秋葉竜児(20)のクロスに反応。詰めていたファーサイドから強引に右足を振り抜いた。ボールはGKを直撃したが、こぼれ球を冷静にゴールに押し込んだ。
試合後、「フリーだったのであれを外したら怒られますよ」と苦笑いを浮かべた。昨年は26試合に出場したが待望のプロ入り初ゴールはならなかった。それだけに「パスを出せてシュートも打てれば相手を脅かすことができる。今年はばんばん点を取りにいきます」とより攻撃的に臨む覚悟だ。
中田は守備にも貢献。高い位置でひたむきにボールを奪いにいく姿勢を前面に見せつけた。同30分には、手荒いプレーを連発する相手に負けじとスライディングタックル。イエローカードとなったが闘志だけは失わなかった。都並敏史監督(43)は「守備も献身的にこなしていた。相手にコンタクトするとき、体の芯(しん)を入れていたのはさすが岩手県人。熊谷(主将)もそうだけど東北出身者はそういうタイプの選手が多い」と目を細めた。
チーム1のイケメンだが、ストレスから左ほおには特大の吹き出物が噴出した。「ホテル暮らしはもう飽きました。早く仙台に帰りたい」。し烈なポジション争いを乗り越えた中田が、開幕戦で爆発する。【下田雄一】
[2005/2/23/11:42 紙面から]
写真=1本目、果敢なスライディングタックルでボールを奪う仙台MF中田(右)
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