「みちのくダービー」J2仙台−山形戦がきょう4日、仙台スタジアムで行われる。仙台は、仙台スタジアムで約2時間、セットプレーの練習を中心に最終調整。チーム生え抜き最古参のMF千葉直樹(27)が、2試合無失点中の「鉄壁トライアングル」の頂点で、3試合連続完封を狙う。
因縁の「みちのくダービー」だが、ミスターベガルタに気負いはない。「ダービー? 相手が意識し過ぎていつも自滅してくれるイメージ。負けた記憶がないし、いつも通り戦うだけ」と千葉。99年の第3節以降は負けなし。14試合で8勝6分けと圧倒しているだけに冷静そのもの。戦い方は心得ている。
2人のセンターバックと形成する鉄壁トライアングルで相手を迎え撃つ。第8節の草津戦から、ダブルボランチをワンボランチに布陣を変更した。千葉が中盤の底に入り、ここまで2連続完封勝利。破たん寸前だった守備力が、見違えるように安定した。
危険な中央のスペースを千葉が確実に埋め、相手ボールをサイドに誘導。トライアングルの一角を担うDF木谷公亮(26)は「スペースをきちんと埋めてくれるし、セカンドボールも拾ってくれる。直樹君がいるので安心して守れる」と三角守備に好感触を口にした。
ブランメル時代を知るだけに、だれよりもチーム愛が強い。地元の幅広い人脈を生かしひそかに小口のスポンサー探しに奔走。「そこまでやってもらって…」と営業サイドを涙させたこともあった。「優勝するためには1敗もできない。相手がどうのこうのじゃなく大事なところ。負けられません」。自然体の千葉が、連勝街道の旗振り役となる。【下田雄一】
[2005/5/4/10:11 紙面から]
写真=シュート練習に励む千葉
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