J2仙台の運営会社・東北ハンドレッドは21日、仙台市青葉区の同社で取締役会を開催し、小長谷喜久男常務(55)が、10月1日付で強化担当取締役(シニアディレクター)に役職を変更することを確認した。田中孝司GM(49)が今季限りで退任することに伴う人事で、今後は小長谷氏が現場トップとしてチーム強化に専念する。
J2仙台が、J1昇格へ向け、早くもチームの再編に着手し始めた。その第1弾が強化部の組織改革だ。田中GMの退任で空席となった強化責任者に、小長谷氏が緊急抜てきされた。同氏は4月にJリーグの紹介で常務としてフロント入り。これまで主に会社組織の改革に携わってきたが、豊富な人脈と経験が買われ、補強を含めたチームの再建役として白羽の矢が立った。
名川良隆社長(62)は「今後はGM職は置かない。常務の肩書を外し、チーム強化に専念してもらうということ」とシニアディレクターの立場を説明。来季へ向けた補強の責任者として陣頭指揮を執ることになった小長谷氏は「経営のトップに携わる人間が、チーム強化もというのはいかがなものか。チームを強くすることに従事するために立場を明確にしてもらった。退路は断った」と意気込みをみせた。
今季、チームはシーズン中の補強を断念。そのためチーム強化費に2億6000万円の余剰金が発生した。名川社長は「まだ昇格の可能性が残っている。J1へ上がっても長期的に定着できるようなチームづくりを進めていきたい」と、来季の補強に充当する考えを示した。J1定着へ向け、万全の補強ができるか。シニアディレクターの手腕が試される。
[2005/9/22/11:43 紙面から]
写真=小長谷氏のシニアディレクター就任を発表するJ2仙台の名川良隆社長
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