<J2仙台3・11出陣(4)>
今季仙台には11人の新加入選手が入った。注目はJ1鹿島から移籍したFW中島裕希(21)。「柳沢2世」と呼ばれただけに、キャンプでも非凡なゴールセンス、天性のポジショニングでサンタナ監督(57)の視線をくぎ付けにした。「柳沢さんを見て育ったから、ボールのない時の動き出しやディフェンスとの駆け引きには自信がある」。即戦力として期待できる。
J1横浜から来たMF熊林親吾(24)もうまい。サイドチェンジやスルーパスは一級品。イレブンの中でも常に大声を張り上げ、チームのリーダー的存在になっている。「48試合もあるし、いつか必ずチャンスが来る。自分のプレーを出して、チームの役に立ちたい」と控えめだが、紅白戦ではDF中田洋介(24)のポジションに入るなど、オールラウンドプレーヤーぶりを発揮している。
左のスペシャリストMF村松潤(23)もいる。左足のキックは天下一品。針に糸を通すかのようなピンポイントのパスやクロスは美しい。昨年まで在籍したJ1清水では出場機会に恵まれず、いまだに欲求不満がたまっている。仙台でそれを晴らす。「完全移籍で仙台に来たし、もう仙台っ子です。山形とのみちのくダービーを戦ってみたい」と闘志を燃やしている。
プロ1年目のMF金子慎二(18)DF大橋良隆(22)はサンタナ監督のお気に入り。金子は18歳の若さながら、先輩たちに一歩も引かずにプレー。同監督も金子のプレーには一目置いている。大橋はガッツあふれる守備で、先輩たちにも臆することなくぶつかる。1対1の強さはもちろん、当たり負けを最も嫌う。広島観音高校からプロ入りしたDF左山晋平(18)も将来有望だ。あどけなさは残るが、随所にセンスあるプレーを披露している。とにかく今年は楽しみな選手がそろった。【栗山尚久】(おわり)
[2006/3/10/10:50 紙面から]
写真=必死にメニューをこなすルーキーのDF左山
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