J2仙台は9日、シーガイア海浜エントランスプラザで紅白戦など約2時間の練習を行った。本格的な実戦形式の練習はこの日が最後。今日10日に軽めの調整を行い、敵地徳島に乗り込む。
真ん中に絞って、ボールを奪い取って、サイドに開いて、サイドを駆け上がる。DF中田洋介(24)は、この4原則をテーマに戦う。FW的サイドバックとは、常にアグレッシブに動くDF。1試合で自軍のゴールラインから相手のゴールラインまで、何往復するか分からないほどの運動量を課せられる。好機には中田自らゴール前に切り込み、FWボルジェス(25)らと並んでラストパスを待つ。途中でボールを奪われたら、本来の場所サイドバックの位置に猛ダッシュで戻らなくてはいけない。「ボールを取られたときのリスクは高い。半端じゃない運動量で体もきついし、90分持つかな?」と苦笑した。
スタミナ面で不安を感じていた中田だが、自らの体に聞いた返事は「OK」だった。ロナウド・フィジカルコーチ(48)の、例年とは違うトレーニングをこなした。「キャンプで48試合戦う筋力がついている。目に見えないところで、トレーニングがプラスに働いている」と、パワーアップを感じている。
持ち味である右からのクロスの回数も増える。サンタナ監督の方針でもある「確実な1本のクロスより、量のセンタリング」。言い換えれば質より量だ。サイドを上がった中田は、クロスを上げ続ける。「ペナルティーエリアに入ったら、とにかくクロスを上げて終われと。だから今はクロスを上げる前の技、例えば右から切り返して左足で上げるなど、クロスを上げる前の一連の動きを勉強している」と必死に技術向上に取り組んでいる。待望のプロ入り初ゴールの日は近い。「シュートの場面も確実に増えるし、絶対初ゴールを決めたい」と意気込んだ。記念すべき06年の仙台初ゴールは、中田の足からかもしれない。【栗山尚久】
[2006/3/10/10:50 紙面から]
写真=紅白戦で、雨で髪の毛をびっしょり濡らしながら、声を出してプレーするDF中田
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