日体大と同大大学院の入学式が3日、東京都世田谷区のキャンパスで開かれ、大学院に進学したリオデジャネイロ・パラリンピックの陸上女子400メートル(切断などT47)銅メダルの辻沙絵は「学業もしっかりやりながら、今年の世界選手権でメダルを取って2020年(東京大会)につなげたい」と決意を語った。

 大学の入学式では、柔道の全日本選抜体重別選手権男子66キロ級を2連覇した阿部一二三が在学生代表であいさつ。1992年バルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦氏の次男、玄暉は「刺激になる。自分も強くなりたいという思いが今まで以上に出ると思う」と声を弾ませた。

 車いすバスケットボール男子でリオ・パラリンピック代表の鳥海連志は今春から独り暮らしを始めた。「不安もあるけど、勉強とスポーツを両立していきたい」と話した。