日本代表は決勝で世界ランキング1位のタイに4-9で敗れた。

 第1エンドに1点先制したが、それ以降はタイに「王者の力」を見せつけられた。目標球に寄せても、さらに寄せられる。正確な投球術は一枚上で、第3エンドには大量の4点を入れられ1-6まで開いた。日本は準決勝までになかった細かいミスも目立った。

 エース広瀬隆喜(32=アルムの森ペーターの丘)は「今ある力を出し切り、完全燃焼しました。勝てない相手ではないけど、力の差はありました」と負けを認めた。魔球の「ロビングボール」も決まらず、得意の雄たけびも見られなかった。

 08年北京大会は予選敗退、12年ロンドン大会は7位と着実に実力をつけてきた。ロンドン大会以降の代表メンバーは変わらず、戦術は口にしなくても分かるまでになった。リオ大会では「メダル獲得」を目標としていた。