カーリングの日本女子(世界ランク6位)藤沢五月(26=LS北見)が試合を決定づけるショットを決めた。

 1点リードの第7エンド。最終攻防で藤沢が放ったショットが、玉突きで相手の円心に近くにあったストーンをはじき飛ばし、日本は1~3番手の石を確保させた。大きなプレッシャーをかけられたOARは最終ショットが失敗。これで日本は一挙3点を奪った。「あそこで点を取れたのは大きくて、あのタイミングでしっかりコーチの意見も聞けて、チームでショットを決められて良かった」。藤沢のショットが呼び水となり、OARを第9エンドのギブアップまで追い込んだ。

 ショットの成功率の高さには「私の前のみんながしっかり投げてくれて、情報を持った上で投げられる。チームのアイスリーディングの力が試合中でも実感できている」。試合を重ねるごとにチームの成長を実感している。

 17日終了時点で4勝1敗で2位に付ける。「明日以降の試合もどんなチームであろうとも自分たちのやるべきことに集中したい」。1次リーグは残すところあと4試合。19日には首位ノルウェー戦も控えるが、これまで通り自分たちのカーリングで立ち向かう。