韓国はアジア勢史上最高となる銀メダル以上が確定した。7-7の第11E。「メガネ先輩」との愛称で親しまれるスキップの金ウンジョンがハウス近くにストーンを投じて、激闘の日韓戦に終止符を打った。勝利が決まると会場は「テーハミング」の大合唱。金ウンジョンはトレードマークのメガネを外して、投げキスで応えた。

 アジア勢はこれまで中国の10年バンクーバー五輪(オリンピック)銅メダルが最高だった。メダルも同国初。快挙を「カーリングの歴史を塗り替えたかった。メダルが近くにあり、勝ちたかった。決勝に行きたい気持ちが強かった」と笑顔で振り返った。

 1点リードの第10E最終ショットではハウス近くの日本のストーンを外へ出せないミスショットで延長戦を演出してしまったが、最後に大きな仕事を果たした。スウェーデンとの決勝では「きれいなショットをしたい」と力を込めた。