2月9日に開幕する平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のフィギュアスケートに個人資格で参加するロシアのエフゲニア・メドベージェワ(18)、アリーナ・ザギトワ(15)らが28日夜、五輪に向けた合宿のため、新潟空港に到着した。市民ら約50人が温かく出迎え、選手らはロシア語で「ようこそ新潟へ」と書かれた横断幕を見て、笑みを浮かべた。

 ロシアからコーチ、スタッフらを含めて約20人が来日。空港でのセレモニーで花束を受け取った世界選手権女王のメドベージェワは「大歓迎を受け、うれしく思います。家にいるような温かい気持ちです。新潟での合宿で、成果を出すことができると思います」と語った。

 合宿は2月19日までの予定。新潟市内のアリーナなどで練習するほか、市民との交流の場も設けられる。ロシア・オリンピック委員会(ROC)は国ぐるみのドーピング問題で資格停止処分を受けており、女子で五輪金メダル候補のメドベージェワ、ザギトワらは国歌や国旗が使えない「ロシアからの五輪選手(OAR)」として出場する。