フィギュアスケートのアイスダンスが、今日19日のショートダンス(SD)から始まる。11日の団体で、女性の衣装がはだけるハプニングがあった韓国の閔秀拉(ミン・ユラ、22)、アレクサンダー・ガメリン(24)組が出場する。思わぬかたちで注目されたが、「氷上の社交ダンス」と呼ばれる種目には魅力がいっぱい。男女シングルとはひと味違うアイスダンスを紹介します。

 ◆フィギュアの装具のアクシデント 11年世界選手権、フリー演技の冒頭に高橋大輔は4回転を跳ぼうとエッジの先をついた瞬間、左足のエッジと靴を留めていたネジが外れた。靴の内側で足を包むプラスチックも割れ、ジャンプは失敗。連覇を逃し5位に終わった。16年全日本選手権では、白岩優奈がSPの演技終盤、片足を持ち上げるスピンで、ピンク色の手袋が下半身のタイツのフックに引っ掛かってしまった。手袋を外して続行も、手袋は氷上に落下。1点減点され、17位と出遅れた。

 ◆フィギュアの衣装ルール (1)衣装の一部が落下する(2)生足は禁止。タイツ、長ズボンを着用すること。男性は半そで以上を着なければならない(3)アイスダンスのフリーダンスを滑る女性は、スカートを着用しなければいけない(4)露出度の高い印象を与えない。これらに抵触すると1点減点。ホックが外れただけなら減点にならないが、付属物が氷上に落ちた時点でマイナス1点。落下物がなくても衣装が脱げてしまい過度な露出になった場合も減点対象になる。