日本女子エースでSP4位の宮原知子(19=関大)は、フリー146・44点、合計222・38点で4位、メダルを逃した。SP5位の坂本花織(17=シスメックス)は同136・53点、合計209・71点で6位となった。

 宮原は冒頭の3回転ル-プは華麗に着氷。続けての3回転ルッツ-3回転トーループ、3回転フリップも安定して決めた。しっかりした軸からスムーズな変化でスピン、全身を大きく使いステップを刻むと3連続ジャンプもミスなく着氷した。ダブルアクセル-3回転トーループ、3回転サルコーも難なく着氷。ダブルアクセルも着氷し大きなミスなく終えた宮原は演技後、両手で大きなガッツポーズをみせた。

 坂本は冒頭3回転フリップ-3回転トーループは流れに乗って着氷。3回転サルコーも決めた。綺麗なエッジ捌きでリンクを大きく使いステップを刻む。後半の3回転ルッツは高いジャンプから着氷。コンビネーションジャンプもミスなく着氷。ダブルアクセルからの3連続ジャンプも決めた。その後の3回転ループで着氷時にバランス崩したがダブルアクセルは着氷した。演技後は少し悔しそうな表情で首を傾げた。

 

 SPで世界最高得点を出し首位発進したアリーナ・ザギトワ(15=OAR)は、冒頭のスピンやステップを華麗に滑ると最初の予定していた3回転のコンビネーションは3回転ルッツのみ。しかし、その後の3連続ジャンプやコンビネーションの3つを後半に持ってくるなど7つのジャンプをノーミスで決めた。同156・65点、合計239・57点で金メダルを獲得した。

 SP2位で世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワ(18=OAR)は、冒頭の3回転フリップ-

3回転トーループを難なく着氷すると流れに乗り3回転ルッツも決めた。3回転ループや2回転の3連続ジャンプなどミスなく着氷。演技後は手を口にあて涙を見せたが、ザギトワとフリーの点数が同じ156・65点、合計238・26点で1・31点及ばずに銀メダルとなった。

 世界選手権銀でSP3位のケイトリン・オズモンド(22=カナダ)が冒頭2つのコンビネーションジャンプを決めた。その後のジャンプでミスがあったものの合計231・02点で銅メダルを獲得した。