平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)スピードスケート女子500メートルで悲願の金メダルを獲得した小平奈緒(31=相沢病院)に対しインタビュアーが「獣のような滑りだった」と発言した件について、プロ野球広島OBで野球評論家の北別府学氏(60)は「むしろそれが理想」だとして不問に付した。

 小平の優勝インタビューでTBS石井大裕アナウンサー(32)は「まさに獣のような滑りだったと思います」と表現。これに対しネット上を中心に「女性に使う言葉ではない」と疑問の声が上がり、またジャーナリストの鳥越俊太郎氏もブログで「不適切な表現」「正直腹立った」と批判していた。

 北別府氏は20日に更新したブログで「あるアナウンサーが小平選手を獣のようだと表現していますが」と言及。「スピードを競うアスリートは獣のように早く美しく走る事(この場合滑りですが)が理想なわけだから何にも問題はない。むしろそれが理想なわけだから」と自身の考えを示し、「そのうち小平さんが、言ったアナウンサーに対してよく言ったくらい言うかもしれませんよ。彼女なら」とつづった。