平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の日本選手団は25日、大会を総括する記者会見を開き、斎藤泰雄団長は冬季で史上最多となる13個のメダルを獲得した活躍について「まさに最強のチームジャパンであることを実証した」と称賛した。

 日本オリンピック委員会(JOC)によると、メダルを含めた入賞数は43に達し、過去最多だった1998年長野大会の33を大きく上回った。

 山下泰裕副団長は「確実にたすきは東京五輪・パラリンピックへと受け継がれた。この勢いを大事にして残された2年半の間、全力を傾けていきたい」と決意を新たにした。

 山下副団長はスピードスケートの小平奈緒(相沢病院)ら女子の活躍が目立ったことも強調。「メダル13個のうち8個、金は4個のうち3個が女子。東京大会でも大いに期待している」と述べた。

 大会運営については、一部会場で遅延が生じた輸送面での問題点を指摘したものの、おおむね好印象だった。斎藤団長は「食住の環境はこれまでの冬季五輪に比べても出色だった。東京に向けて参考になるところもあった」と話した。