平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のスピードスケートの女子500メートルで小平奈緒が18日に優勝した直後、TBSの男性アナウンサーがインタビューした際に「まさに獣のような滑りだったと思います」と表現したことに対し、インターネット上で「女性に使う言葉じゃない」といった疑問の声が上がっている。

 小平は「獣かどうか分からないですけど」と苦笑いしながら「本当に躍動感あふれるレースができたと思います」とインタビューに答えたが、ネット上では男性アナの質問を巡り「違和感があった」「訳の分からない例え」などの書き込みが多く寄せられた。一方で「最大の褒め言葉」「(批判は)それこそが男女差別だと思う」と擁護する声も少なくなかった。

 男性アナウンサーは19日朝の情報番組に平昌からの中継で出演した際、「常々小平選手本人がヒョウだとかチーターだとかを超えた選手になりたいんだと話していました」とあらためて語った。