陸上女子棒高跳びの世界記録保持者で、リオデジャネイロ五輪から締め出されたロシアのエレーナ・イシンバエワ選手が自身の写真共有アプリ「インスタグラム」で、国際陸連に処分の再考を求めて却下されたことを明らかにした。29日にAP通信が伝えた。

 ロシア陸連はドーピング問題で国際陸連から資格停止処分を受け、国際大会への出場を禁じられた。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に続き、訴えを退けられたイシンバエワ選手は「特例を認めてもらえなかった」「奇跡は起こらなかった」などとつづった。進退については触れなかった。