今季世界ランキング6位の野沢啓佑(25=ミズノ)が、予選で自己ベストの48秒62をマークした。予選4組で登場して、前半から積極的に飛ばし、独走状態に突入。2着以下に大差をつけて、1着でフィニッシュした。初めての五輪でいきなり自己記録を0秒05更新して予選を突破。全体でも6位タイの好位置につけた。日本勢の準決勝進出は、04年アテネ大会の為末大以来3大会ぶりとなった。

 野沢は「予選は自己ベストを狙っていた。それを達成できてよかった。後半は結構動きがきつかったが、準決勝で修整したい」と話した。

 五輪で決勝に進出すれば、日本勢初となる。野沢は「周りもシーズンベストや自己ベストを出してくる。五輪はそう簡単にはいかない。自分も自己ベストを出していくことで、進んでいきたい」と気持ちを引き締めていた。