陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した4選手らが、一夜明けた20日に記者会見し、山県亮太(セイコーホールディングス)は「練習から日本記録を超えるタイムで走っていたので自信はあった。強豪国に勝って銀メダルを獲得できたのはすごくうれしい」と、改めて喜びを語った。

 アンカーを務め、優勝したジャマイカのウサイン・ボルトと争ったケンブリッジ飛鳥(ドーム)は「最初、並んだときはいけるかなと思ったが、離されて悔しかった。(100メートルを)4人が9秒台で走れるようになれば勝てるチャンスはある」とさらに意欲を見せた。4人で最も若い20歳の桐生祥秀(東洋大)は「全員、個性が違うしみんな優しい。このチームワークがあったからこそだと思う」とチームの魅力を語り、飯塚翔太(ミズノ)は「北京で銅、今回が銀であとは金しか残っていない」と、さらに上を見据えた。

 男子50キロ競歩でゴール後に一度失格と判定され、抗議の結果3位となった荒井広宙選手(自衛隊)は「普通に取ったときよりもうれしい」と紆余(うよ)曲折の末の銅メダルに頬を緩めた。