金メダルを獲得した「タカマツ」ペア高橋礼華(26)の地元奈良・橿原市では決勝戦のパブリックビューイングが行われた。約800人が声援を送り、白橿南幼稚園、白橿南小学校の同級生坂倉彩さん(25)は「鳥肌が立った」。同じく同級生の後藤美香さん(26)は「帰ってきたら金メダルを見せて欲しい」と喜んだ。

 坂倉さんは、高橋と小学生時代「橿原ジュニア」でしのぎを削り合った。バドミントンが盛んな町で当時180人以上が所属していた。坂倉さんは「礼華には何もかもかなわなかった」という。昨年大みそかには、橿原ジュニアの同期メンバーで集まった。「礼華は口に出さないけど『世界で勝つ。五輪でメダルを取る』というオーラがにじみ出ていた」。見事金メダルを獲得した友を「私が連絡先知ってていいのかな!?

 もう別世界の人」と、たたえた。

 橿原ジュニアの松村宏則総監督(57)も「ホッとした。礼華にLINEを送るのは五輪で金メダルを取ってから、と決めていた。これで初LINEができる」とうれしそうだった。