<リオ五輪:卓球>◇15日◇男子団体準決勝

 水谷がボルに勝つ姿を見せたことが仲間に力を与え、相手の心も打ち砕いた。試合のポイントだったと思います。中2でドイツ・デュッセルドルフでプレーした時のエースで憧れの存在。ルームメートにもしてもらって学んだ。国際舞台からボルが引退する前に、超えなければいけない存在でした。

 技術的なものは2点。ボルの最大武器でもあるフォアハンドからストレートに払うように打つ強いレシーブを、完全に読み切って打ち返した。研究の成果をしっかりと出し、ボルも戸惑いを隠せなかったですね。2つ目は長いラリーになっても1本も負けなかったこと。ドライブでも実力的に上に立ったことを証明し、自信につながるでしょう。

 準決勝の丹羽はノーミスです。いい意味で開き直って、一皮むけた感じ。吉村は初出場ですから、いいことをやろうとして気負っていたかな。4年後の東京は水谷が引っ張る中で、2人を含めて競争も激しくなりますよ。(男子代表前監督)