<リオ五輪:新体操>◇19日◇個人総合予選

 「入賞」から「メダル」へ。20年東京五輪への目標設定を、1段階上げさせてくれた誕生日前日だった。

 新体操個人総合予選で、日本人として04年アテネ以来3大会ぶりの出場となった皆川夏穂(19=イオン)が、4種目合計68・523点の16位だった。上位10人による決勝進出を逃し「やっぱり本当は誕生日を決勝の舞台で迎えたかった」。初五輪の緊張感。1種目目のフープでの連続ジャンプのミスを悔やんだ。

 「点数としては50点…。でも試合でやりきれたことは70点かな」。約30秒考えて答えを出した。ボールとクラブでは17点中盤と10位以内の選手と遜色ない。「五輪で4種目とも落下のミスなくできたのは、大きな収穫」と前を向いた。

 13年から日本協会の特別強化選手として強豪ロシアに留学中。ロシア代表チームと同じ環境で同国コーチにマンツーマン指導を受ける。上位2人に入ったロシアのマヌン、クトリャツェクの姿も常に見てきた。「リオ五輪の決勝を、会場で見ることができるので、いい勉強になると思います」。貴重なバースデープレゼントに違いない。「この経験を生かし、東京五輪は絶対に成長して、メダルを目標に頑張りたい」。23歳の誕生日プレゼントは自身で勝ち取る。【鎌田直秀】

 ◆皆川夏穂(みながわ・かほ)1997年(平9)8月20日、千葉市出身。競技開始は4歳。大原学園大原高から国士舘大進学。全国中学総体2連覇、全日本ジュニア選手権2連覇。14年全日本クラブ選手権個人総合優勝。15年9月の世界選手権ドイツ大会個人総合15位でリオ五輪枠「1」を獲得し、今年6月のW杯スペイン大会7位などで代表決定。ライバルはともにロシア留学中の早川さくら。170センチ、53キロ。