ロシア陸連の広報担当者は22日、組織的なドーピングでリオデジャネイロ五輪への参加を否定されたロシア陸上選手による競技会を28日に国内で開催する予定だと明らかにした。タス通信が伝えた。

 広報担当者は「国際オリンピック委員会(IOC)がわれわれにとって良い決定を出すわずかな希望が残っている」と語り、ロシア陸上選手の五輪出場の可能性はまだあるとの認識を強調。選手の調子の維持などを目的としていると説明した。参加者については「全ての強い選手の参加を期待している」とだけ語り、女子棒高跳びの世界記録保持者、エレーナ・イシンバエワ選手の参加は未定とした。

 IOCは明日24日に緊急理事会を開き、五輪出場禁止を全競技に拡大するかを協議する。

 ◆露のリオ・パラ可否を審議

 国際パラリンピック委員会(IPC)は22日、ロシアの国家ぐるみのドーピング問題で電話による緊急理事会を開いて、同国のリオデジャネイロ・パラリンピック(9月7日開幕)への参加の可否を審議した。