日本オリンピック委員会(JOC)はリオデジャネイロ五輪のメダリストに「金」は500万円、「銀」は200万円、「銅」は100万円の報奨金を支給する。メダルを41個積み上げた結果、その総額は1億4600万円になった。

 団体やリレー、ダブルスなど複数人で挑む種目は、1人ずつ規定額を払う。複数でメダルを獲得した選手はそれぞれを合算する。最高額は体操男子で2冠に輝いた内村航平(コナミスポーツ)の1000万円で、競泳男子の萩野公介(東洋大)が「金」「銀」「銅」1つずつの合計800万円で続く。

 リオ五輪に向けて予算に計上した額をJOCは公表していないが、関係者は「ほぼ想定の額」という。予算に組み込んだ後の6月に規定を変更し、金メダリストへの額を300万円から増やした。今回はのべ17人だから3400万円増加して支払う。ただしメダルを取るであろうと考えて予算に入れた団体球技が出場を逃した分を引いて、プラスマイナスほぼゼロになった。