過去最多計12個のメダルを獲得した柔道男女日本代表が13日、日本へ向けて帰国の途に就いた。リオデジャネイロ国際空港に姿を見せた男子90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(21=東海大)は、「今年は試合をしないと思います。両肩の治療もしたいので」と言及。年内は脱臼を繰り返していた肩の回復を考え、国際大会の参加を控える意向を示した。1年後には新王者として臨む17年世界選手権があるが「2月くらいに試合をできれば」と話した。

 「新種」と井上監督が称する柔道スタイル、さらに発言も注目されているが、本人は「日本に帰ったら、そんなにすごいことになっているんですかね」と実感がない様子。この日も他の男子代表6人が選手村で全員そろって記念撮影をするなか、1人プールに。「体を動かしたかった」とマイペースに過ごしていた。