リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー日本代表MF井手口陽介(19=G大阪)が22日、チームに1日遅れで羽田空港からブラジルへと旅立った。19日から発熱が続き、21日に平熱に戻ったが大事を取って1日遅れての出国となった。

 静養中は、オーバーエージ(OA)枠の選手を含め仲間とは交流できなかったという。手倉森誠監督からは、優勝したアジア最終予選前にも井手口が発熱で休んだことを挙げ「吉兆」と激励されたという。井手口は「監督が出発前に部屋に来て下さって、そう言ってくれたのですが…。体調管理をしっかり心掛けて、大会ではしっかりやっていきたい」と恐縮しきりだった。

 静養中に食が少し細くなり「体重計に乗っていないけど減ってると思う」と話す。だが「試合まではまだ時間がある。もう1回、コンディションを上げていければ。球際とハードワークする部分を見てほしい」と意欲を見せた。