リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子日本代表が26日午後(日本時間27日午前)、直前合宿地のブラジル北東部アラカジュで5日目の練習を行った。ブラジル3部セルジッペとの練習試合を翌27日に控え、初めてフルコートで11対11の戦術確認を実施。オーバーエージ(OA)枠のFW興梠慎三(29=浦和)、DF藤春広輝(27=G大阪)、DF塩谷司(27=広島)が合流してから初となる実戦に向け、連係をチェックした。

 発熱のためMF大島僚太(23=川崎F)が3日連続で練習を休んだが、手倉森誠監督(48)は「選手には『順調に進んでいる』と話をしている。練習試合では、まず個のコンディションを確かめ、オーガナイズ(組織)を理解してもらいたい」と話した。興梠も「浦和とサッカーは違うけど、実戦をすれば、だいたい分かると思う」と融合に向けて意欲を高めていた。