リオ五輪代表は27日(日本時間28日)、直前合宿地のブラジル北東部アラカジュで同国4部セルジッペと練習試合を行い、1-1で引き分けた。

 OA枠のFW興梠が開始36秒で先制弾。初実戦で五輪代表初ゴールを挙げた。MF中島のラストパスに反応し、右足でチップキック。倒れ込むGKの上に決め「オフサイドにならないよう遅めに動きだした」と23歳以下と上々の連係を見せた。ただ、シュートはこの1本にとどまり「物足りない」。手倉森監督からも「(興梠)慎三の足元狙い一辺倒」と頼られすぎの課題も出た。4部相手に勝ち切れず、30日(同31日)に親善試合ブラジル戦を迎える。「もっと収めて味方が上がる場面を増やしたい」と持ち味のボールキープ精度も高めていく。

 同代表は翌28日、当地での合宿を打ち上げた。(木下淳)