日本がブラジルに応戦した。リオデジャネイロ五輪日本代表が29日(日本時間30日)、ブラジル中部ゴイアス州のゴイアニアで行われる国際親善試合ブラジル戦(30日午後4時30分=日本時間31日午前4時30分)の公式練習を行った。会場のセーハ・ドウラーダ・スタジアムで約1時間、汗を流し、4-2-3-1システムでの戦術練習も実施。主力組のGKは中村、最終ラインは左から藤春、植田、塩谷、室屋で構成。MFはボランチが遠藤と原川、2列目は南野が左、中島がトップ下、矢島が右、1トップに興梠が入る布陣を完全公開した。

 練習前にブラジルの公式会見が行われ、ロジェリオ・ミカレ監督(47)が先発11人を明言した。これに応じる形で、手倉森監督は「まあ、基本的にビブスを着てない方(主力組)がメンバーですよ(笑い)。ブラジルが公表しているので、うちも公表します」と11人と陣形を披露した。

 トップ下の先発に浮上した中島は「この時期に、レベルの高い金メダル候補と戦えるのは楽しみ」。手倉森監督は「明日はリオ五輪前の最終テスト。強豪国との対戦で、相手の強さを思い知らされてみたい」と話し、劣勢から勝機を見いだす覚悟でブラジルに挑む。