日本が、金メダル候補のブラジルに完敗した。

 前半33分にFWガブリエルバルボサに中央を突破されて先制弾を献上。同41分にはFWネイマールのCKを、DFマルキーニョスに頭で合わされて失点した。前半は0-2だったが、日本はシュート0本。ボール保持率は日本の29%に対してブラジルは71%と、まるで大人と子供。点差以上に、力の差は歴然だった。

 手倉森誠監督(48)は、後半32分から登録外選手でトレーニングパートナーとして帯同しているFW小川航基、DF冨安健洋を起用。五輪開幕を目前に控え、明るい材料は一切なく、手倉森ジャパンに暗雲が漂った。