リオ五輪日本代表のバックアップメンバーが30日、離日前最後のJ1に臨んだ。柏DF中谷は磐田戦での逆転勝利に貢献した。センターバックでフル出場。最終ラインから前線に正確なボールを配給し、リズムをつくった。3連勝を飾り「すっきりして(リオに)行ける。チームは任せて、自分の仕事が全うできます」と話した。

 一方、東京戦で新潟MF野津田は先発、FW鈴木は後半13分から出場したが、ともに無得点。フル出場した野津田は「勝って勢いを付けたかった」と唇をかんだ。鈴木は左サイドからゴール前に仕掛けたが、決定機はつくれず「連勝できなくて申し訳ない」と謝罪。同じFWの久保は、招集が不透明な状況だけに「バックアップでもまだ出場の可能性がある」と、五輪での役割を自覚し、気持ちを切り替えた。