競泳の16歳高校生コンビが決戦の地へ向かった。

 リオデジャネイロ五輪代表で東京・淑徳巣鴨高1年の池江璃花子(ルネサンス亀戸)と同高2年の長谷川涼香(東京ドーム)が、国内調整中の日本チームとともに、直前合宿地のブラジル・サンパウロへ、羽田空港から出発した。

 池江は昨年10月から4種目で、計6度の日本記録をマークするなど、底無しの勢いがある。日本記録を持つ100メートルバタフライに関しては「予選から自己ベスト(日本記録)を出すつもりで全力でいく」と目標の決勝進出に意欲をみせた。

 長谷川は10日の国体・東京都代表選考会200メートルバタフライで今季日本最高の2分6秒0をマーク。今季世界ランク3位、昨年世界選手権では銀メダル相当の好タイムで、一躍メダル候補に浮上した。「オリンピックはそこまで甘くない。まずは決勝に進出して、運良くメダルが取れれば」と謙虚だったが、期待は高まっている。今後はサンパウロで28日まで合宿を張り、その後リオデジャネイロの選手村に入る。