第1日(6日)の予選を終えて、日本がロケットスタートを決めた。

 注目の男子400メートル個人メドレー予選では瀬戸大也(22=JSS毛呂山)が4分8秒47の自己ベスト更新で2位発進。萩野公介(21=東洋大)も後半から力を抜きながら4分10秒0の好タイムを出して3位で決勝(日本時間7日午前10時)に進んだ。56年メルボルン大会男子200メートル平泳ぎの古川勝、吉村昌弘以来、60年ぶりの日本人ワンツーフィニッシュも見えてきた。

 東京・淑徳巣鴨高2年の池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)は女子100メートルバタフライで自身の日本記録を0秒28更新する57秒27の8位で準決勝に進出した。その後の400メートルリレー予選でも3分36秒74の日本新記録更新に貢献し、7位で決勝に進む。女子400メートル個人メドレー予選では清水咲子(24=ミキハウス)も4分34秒66と自身の日本記録を更新して7位で決勝に進出した。

 第1日午前、6種目の予選を終えて日本記録3、計5人が自己ベストを更新。前回ロンドン大会は最多11個のメダルも金はゼロだった。今大会の目標は複数金メダル。好スタートを切った水泳日本が初日から勢いづきそうだ。