入江陵介(26=イトマン東進)が53秒42で7位に終わり、100メートル背泳ぎでの2大会連続のメダル獲得はならなかった。ライアン・マーフィー(米国)が世界記録に100分の3秒に迫る、51秒97の五輪新で金メダルに輝いた。

 前半50メートルは25秒台を出し、6番手で折り返したが、得意の後半でのびなかった。

 入江は、12年ロンドン五輪同種目で銅メダルを獲得。同種目の日本人では、36年ベルリン五輪の清川正二以来、80年ぶりの2大会連続メダル(清川は1932年ロサンゼルス五輪で金メダル、1936年ベルリン五輪で銅メダルを獲得)を期待されていたが届かなかった。

 入江

 メダルを目指していたので、すごく残念。自分の思うようなタイムが出ず、悔しいのひと言。まだ、200メートルもメドレーリレーもある。タイムも順位も良くないので、意識を変えてやりたい。ゆっくり落ち着いて心をリラックスさせる。200メートルは泳ぎが違うので、200メートルの泳ぎを作り上げて勝負をしたい。

 ◆入江陵介(いりえ・りょうすけ)1990年(平2)1月24日、大阪市天王寺区生まれ。近大付高-近大。背泳ぎ。08年北京五輪は200メートルに出場し5位。09年世界選手権は100メートル4位、200メートルで銀メダル。11年世界選手権は100メートルで銅メダル、200メートルは銀メダル。12年ロンドン五輪は100メートル銅メダル、200メートル銀メダル、400メートルメドレーリレー銀メダル。自己ベストの100メートル52秒24、200メートル1分52秒51は日本記録。178センチ、64キロ。