リオデジャネイロ五輪に出場するバレーボール女子日本代表が22日、ブラジルに向けて羽田空港から出発した。

 ホテルから空港に到着して取材に応じた木村沙織主将(29=東レ)は、「(銅メダルを獲得した12年の)ロンドン五輪以上の成績を目指す。4年前から全員で言い続けてきた目標。達成したい」と、時折笑顔も見せながら意気込みを語った。

 全日本女子を率いて8年目を迎える真鍋政義監督は「いよいよ五輪がきたなという感じ」と引き締まった表情で話した。28年ぶりのメダルを獲得した前回大会とは異なり、今回はW杯や世界選手権での好成績はない。それでも「プレッシャーはあるが、ここで勝たないと本物ではない。一致団結して頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 また1次リーグで対戦するロシアの出場可否がはっきりしない現状について聞かれた指揮官は「我々にはなんともできない。待つしかないです」とした。

 チームはフランクフルト(ドイツ)を経由し、サンパウロで数日を過ごしてからリオデジャネイロに入る。