16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)金メダルで世界ランキング7位の高橋礼華(29)松友美佐紀組(28=日本ユニシス)は、0-2で福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)に敗れ、決勝進出を逃した。第1ゲームは序盤の8連続失点で流れを逃し、第2ゲームも主導権を握られ、ストレートで敗れた。

タカマツペアは2組が得られる東京五輪代表争いで国内3番手。2番手の永原、松本組にも差をつけられている。望みをつなぐためにも世界ランキングの獲得ポイントの高い今大会で他の日本人ペアを上回る成績を収めたいところだった。

さらに新型コロナウイルスの感染拡大を受け、13日には全英オープン後の16日から4月12日までの期間で開催予定だったワールドツアーの大会が中断されることが決定した。五輪代表は4月30日付の世界ランキングで決定するため、これが代表争いで最後の大会となる可能性もある。

2大会連続の五輪出場へ厳しい状況に追い込まれ、高橋礼は「オリンピックポイントがどうなるか分からないが、今後どうするのか改めてしっかり考えて報告できたらと思う」と涙をぬぐった。