東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(SP)は24日、東京五輪の医療ボランティア約200人に対し、誤って業務がなくなったと通知していた事例があったと明らかにした。

高谷SPによると、計4会場の医療ボランティアに対し、無観客開催の決定を受けて「活動いただく必要がなくなった、という趣旨のお伝えをしてしまった。やる気を持って参加しようとしてくださった方々に、ただただ申し訳ない」と謝罪した。

原因は「ひとえに、組織内のコミュニケーション不足。伝達の問題」と言い、ボランティアに役割変更した上で残ってもらうという「組織としての決定と、違うことをお伝えしてしまった。その理由については、とても恥ずかしくて事細かには申し上げられない」とした。

この日のうちに謝罪文を個別送付しておわびし、新たな役割での大会参加を要請するという。【木下淳】