丸川珠代五輪相(50)は27日、閣議後の定例会見で、学校観戦プログラムについて、直前で辞退が相次ぐことを問われ「世界からたくさんのパラアスリートを日本にお迎えしており、障がいの種別に関係なく全力でチャレンジをし、ベストを尽くすパラアスリートの姿を通じて、特に次の時代を生きる子どもたちに人間の持つ可能性について自分の意識を高め、そしてまた多様性を認めあえる心をはぐくんでもらいたいという願いを持っております」と話した。学校連携観戦については「共生社会の実現に向けた教育的要素が大きいということに鑑みて、保護者等の意向を踏まえて、自治体や学校が希望する場合には、安全対策を講じた上で実現できるようにしたい」とした。

26日時点での首都圏の学校連携観戦の人数について「東京都はおよそ2万600人、千葉県は約2万3100人、埼玉県はおよそ300人、累計で約4万4000人の児童・生徒が参加すると承知しております」とした。

また、学校連携観戦にあたって「会場内でのフィジカルディスタンスの確保、会場への往復時の感染対策や、円滑なアクセス手段の確保などに加えて、熱中症対策にかかる必要な措置について、大会組織委員会が関係自治体と連携をとって安全を期していく」と話した。

自民党総裁選については「党の議論でございますので、政府の立場から何か申し上げることは差し控えさせていただきたい」と話した。