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神戸、カズ先発で輝け!チームを救え

 神戸FWカズ(37=三浦知良)の約3カ月半ぶりの先発が1日、確実になった。ハシェック監督を事実上解任した神戸は今日2日、東京V相手に「再起戦」。故障やFW補強で出番が減ったカズだが、暫定的に指揮を執る松山コーチから先発2トップに指名された。ここまでPKの1得点だけと屈辱のシーズンを送る自らにとっても絶好のチャンス。古巣相手のプレーが自分と神戸の将来を左右する。

3カ月ぶり出番

 ようやく巡ってきた先発の座にも、カズの言動に変化はない。「先発でもベンチでも準備は同じ。我々は監督の言う通りにやるだけ」。前日練習では平瀬に代わって播戸とFWを組んだ。6月19日のC大阪戦以来77日ぶりの先発だが、熱い思いは胸にしまった。

 松山コーチは「選手全員が1つのベクトルに向かうことが大事。精神的なものもある? ハイ、そうですね」と起用理由を説明。播戸は「経験のある人。ここ一番の勝負強さを(周囲が)大事にしていけたら」と話す。ハシェック前監督の事実上の解任から4日。表面上は動揺を隠すイレブンにも不安がくすぶる。だがカズは「ハシェックのサッカーは楽しかったし、すごく残念」と話す一方で「プロだから責任をとるのは監督。でも、そうさせたのは選手」ときっぱり。Jで過去5度、監督の途中交代を経験。そのたび陣頭指揮でチームをまとめてきた。今回は自身にとっても貴重なアピールの場。屈辱のシーズンを過ごすカズの未来を切り開く試合になる。

 負傷離脱中も肉体をいじめ抜き「体力はまだ30歳」と断言する。一時は6番手FWにまで落ちたが、磐田戦で復帰即アシストと、エリア内での質の高さは実証済み。カズは神戸を6試合ぶりの勝利に導き、自らの存在価値も証明する。【柏原誠】

 ◆今季のカズ 開幕2試合はイルハンと組んで先発。5試合連続で先発も結果を残せず、播戸やレアンドロンに定位置を奪われた。5月22日G大阪戦でのPKが唯一の得点。7月24日のナビスコ杯鹿島戦で左でん部を痛めて約1カ月離脱。9月からベンチ復帰し、磐田戦では2分間の出場で今季初アシスト。13試合出場で先発試合は1勝4分け1敗。年間ゴール数は02年の「3」が最少で、このままなら最悪の成績になる。

 ◆帰国 神戸FWパトリック・エムボマ(33)が2月に手術を受けた右ひざの経過検診のため今日2日、主治医のいるパリに一時帰国する。再来日は7日。


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