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財政危機の岐阜・笠松競馬場廃止へ

 経営危機に直面している笠松競馬(岐阜県笠松町)の存続を検討している県の第三者機関「経営問題検討委員会」は14日までに、「利益確保の見通しがなく自立的な経営は困難で、速やかに廃止すべきだ」とする中間報告をまとめた。委員会は年内にも最終報告を県に提出するが、県地方競馬対策室は「報告を尊重して関連する町とともに最終的に判断する」としており、名馬オグリキャップや「アンカツ」こと安藤勝己騎手を中央競馬へ輩出したことで知られる競馬場の存続は困難な情勢となった。

 笠松競馬は売り上げの減少から93年度から単年度赤字が続き、一時58億円あった基金も03年度末で5億5000万円となり、04年度で底をつく可能性がある。

 検討委のこれまでの討議では「経営が構造的に破たんしている」「収益分配で果たすべき地方財政への貢献は期待できない」などとの厳しい指摘が出ている。廃止決定には、笠松競馬を運営する県地方競馬組合をつくる笠松町、岐南町との協議や、同組合の決議も必要となる。

 笠松競馬は1934(昭和9)年にオープン。岐阜県と同県岐南町、笠松町が70年に設立した県地方競馬組合が運営する公営競馬で、レース場は一周1100メートル、収容人員は1万6000人。馬券売り上げは80年度の445億円をピークに減少、03年度は174億円だった。


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