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G大阪痛恨ドロー…浦和と勝ち点5差変わらず/J1

<広島2−2G大阪>◇17日◇第9節◇広島ビ

 G大阪が痛恨ドローで逆転Vの正念場に立たされた。アウエーの広島戦で今ステージ初めて前半だけで2点を先行される大苦戦。後半に途中出場のFW吉原宏太(26)の2ゴールで同点としたが、シュート19本と圧倒しながら3点目が遠かった。横浜と0―0で引き分けた首位浦和との勝ち点5差は変わらず、残り6試合でもう取りこぼしは許さない状況になった。

 小春日和が調子を狂わせたのか。気がついたときには取り返しのつかない2点を失っていた。「陽気がよかったから目が覚めるのが遅かった。殴られてから、やっと殴り返しはしたが…」。広島に2―2の痛恨ドローとなったG大阪西野監督が自ちょう気味に振り返った。2週間の中断明けで午後2時のキックオフ。気温は23・5度と動きが鈍くなる要素はあっても、それだけが理由にはならない。

 前半15分、CKから広島の初シュートだったDF小村のヘッドであっさり先制点を献上。2点目は前掛かりになったスキに、MF橋本のミスから失った。「普通にできることが普通にできなかった」とDF実好。相手に守備を固められ、G大阪が得意とする中盤の速いパス回しができない。ミスから速攻を食らう悪循環で「広島の術中にほぼはまった。前半がすべてだった」と西野監督はうめいた。

 後半に途中出場のFW吉原が2ゴールしたが、計19本のシュートを打っても同点までが精いっぱい。勝ち点5差の首位浦和が横浜に引き分けただけに、追うものとしては「痛い引き分け」と宮本主将の表情も硬い。V争いのデットラインに近づいたことを意味した。

 「もっともっと厳しくやっていかないと、今後も不安な試合が続く」と吉原はあえて苦言を呈した。敵のマークがきつくなる中で、立ち上がりから主導権を握る戦いができるかが大きな課題だ。「追いついたことをプラスに考えたい。まだ浦和に追いつける権利を持っている」と西野監督は前を向いた。残り6試合。まばたきも許されないギリギリの戦いが始まる。【西尾雅治】


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