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豊郷町長リコール、6人差住民投票決定

 滋賀県豊郷(とよさと)町の町立豊郷小学校の校舎改築問題で、同町の選挙管理委員会は8日、「豊郷一新の会」が提出していた大野和三郎町長(47)の解職(リコール)請求の有効な署名が、同町の有権者の3分の1(1886人)をわずか6人上回る1892人だったと発表した。60日以内に住民投票が行われる。会見した大野町長は「住民の審判を仰ぐ」と淡々と述べ、新築計画の方針は変わらないと強調した。

60日以内に住民投票

 必要数をわずかに6人上回った。「豊郷一新の会」の伊藤寛代表(61)は「やっと1つの山を越えました。ギリギリだが、住民投票に入れたのが大きい。一刻も早く町民に連絡したい」と安どの表情を浮かべた。同町役場では、感極まって涙を浮かべる住民側の女性の姿もみられた。

 住民側は昨年12月2日、2032人分の署名を提出した。うち有効署名数は1907人だったが、177人の異議申し立てがあり、町の選挙管理委員会が審査した結果、最終的に有権者の3分の1である1886人を6人上回る1892人の署名が有効とされた。

 「豊郷一新の会」は、署名簿が戻り次第、9日にも本請求する。60日以内に住民投票が行われ、大野町長の失職が決まれば50日以内に町長選が行われる。

 大野町長は同日夕、記者会見し「結果に従い、町民の審判を仰ぐ」と落ち着いた口調で述べだ。必要数にぎりぎり足りたことには、「1人でも100人でも同じ」と答え、新校舎の建設計画ついては「何ら変更はない。任期がある限り、これまで通り進めていく」と淡々と語った。署名の無効を求める異議申し立てが多く、住民側の「町長派による組織的な妨害」との批判には「私はしていない」と関与を否定した。

 会見する大野町長は淡々とした様子で、笑顔も見せた。リコールで失職した場合、町長選に再出馬する意向とみられるが、会見では態度を保留した。

 昨年12月現在で、同町の有権者数は5657人。伊藤代表は、住民投票について「3500は今でも集まる」とリコール成立には自信をみせた。大野町長が失職した場合は、住民側から統一候補を擁立し、町長選に挑むという。

 一方県教委は同日、豊郷小学校の北坂均校長(53)が町教委に提出していた退職願を認めた。当面は堤清司教頭(48)が代行する。

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