女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は安井瑞紀(25=岡山)を紹介します。中学から大学まで陸上競技部に所属。全国大会に出場してきた体育会系女子です。昨年11月からは、師匠・寺田千恵の教えを胸に、女子レーサーの頂点へ一気に駆け抜けます。

安井瑞紀
安井瑞紀

 -ボートレーサーになるきっかけは?

 安井瑞紀 大学4回生の時に、ユーチューブで見た「ミヤネ屋」です。やまと学校(現ボートレーサー養成所)で薮内瑞希さんが訓練をしている様子が出ていたのを見たことです。それから2回ほどレース場にも足を運びました。大学のあった滋賀県のびわこ、地元の児島です。

 -師匠は寺田千恵

 安井 今期の頭(昨年11月)にお願いしました。「弟子を取るのは初めて」と聞いて光栄ですね。憧れであり、目標であり、超えなくてはならない存在です。各レース場の特徴や走り方を学ぶことが多いです。ペラもいろんなゲージを与えてくださって、たたき方も教えてくれます。練習でも、ご一緒させていただいています。

 -小さい頃はどんな子供だった? 

 安井 幼稚園に通っていたころは泣き虫でした。みんなの前で「誕生日です」と話すのが嫌で「幼稚園に行きたくない」と言っていました。

 -それでも大学まで体育会系です

 安井 ずっと陸上競技部でした。中3で100メートルに国体出場しました。高校では400メートルリレーでインターハイ。立命大でもチーム主将として、インカレで総合優勝しました。その時は走り幅跳び、400メートルリレーに出場しました。

立命大陸上競技部でグラウンドに集合。前列左から2番目が安井瑞紀
立命大陸上競技部でグラウンドに集合。前列左から2番目が安井瑞紀

 -仲のいい選手は?

 安井 岡山支部の若手選手とは一緒に行動することが多いですね。児島ボートでも一緒に練習するし、終わった後にボルダリングに行きました。最近ではスノーボードにも行きました。

岡山支部女子が集合。左から土屋南、安井瑞紀、薮内瑞希
岡山支部女子が集合。左から土屋南、安井瑞紀、薮内瑞希

 -休みの日は何をしていますか? 

 安井 ジムに行くことがあります。後はネイルサロンに行きます。自分でネイルもします。余裕があるときは旅行もします。

 -将来の目標は?

 安井 クイーンズクライマックス(プレミアムG1)で優勝することです。師匠の寺田さんと早く一緒に出場したいです。

土屋南(前列左から2番目)の誕生会で(同3番目が安井瑞紀)
土屋南(前列左から2番目)の誕生会で(同3番目が安井瑞紀)

 -ボートレースの魅力とは? 

 安井 陸上は女子だけの種目でした。でもボートレースは男女一緒に走ることが多くあります。そこで男子選手に勝つことができることにやりがいを感じます。ファンの皆さんには、女子選手が活躍するところも見てほしいです。

※次回は5月14日更新予定

 ◆安井瑞紀(やすい・みずき)1993年(平5)5月9日、岡山県生まれ。岡山支部。120期生として、17年5月に児島一般戦でデビュー。18年5月の多摩川一般戦で初勝利。昨年の獲得賞金は544万1580円。158センチ、52キロ。血液型A。