女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は福岡泉水(21=愛知)を紹介する。4月に吉田凌太朗(25=愛知)と結婚したばかり。淡路島で育ったスポーツ少女はボートレーサーの道に進んだ。まずは予選突破の常連を目標にしている。

目標の予選突破へ成長を続ける福岡泉水
目標の予選突破へ成長を続ける福岡泉水

 -吉田凌太朗選手と結婚おめでとうございます

 福岡泉水 ありがとうございます。1年ぐらい前から、同期との食事会を通じて付き合っていました。

 -彼のいいところは

 福岡 私が人に流されやすいところがあるのに彼は自分を通す。良くも悪くも頑固なところがいいです。

 -仕事柄、一緒の時は少ないのでは? 

 福岡 そうですね。でも2人の休みが合った時は旅行します。沖縄には数回、行っています。

夫・吉田凌太朗(左)と宮古島へ旅行
夫・吉田凌太朗(左)と宮古島へ旅行

 -ボートレーサーになるきっかけは? 

 福岡 父の勧めです。父がなりたかったらしいのですが、当時は年齢制限の関係でなれなかったそうなので、私に受けるのを勧めていました。

 -名前の由来は? 

 福岡 父がZARDの坂井泉水さんのファンでした。性別の分かる前から決めていたそうです。女で良かった(笑い)。

 -小さい頃はどんな子どもでしたか? 

 福岡 目立つことが好きでした。周りに男の子が多かったので、男女関係なくにぎやかに過ごしていました。生まれ育った淡路島は、近所も家族みたいな感じだったので人見知りをすることもなかったですね。

 -部活は? 

 福岡 小学校から高校まで9年間、バレーボールをしていました。身長が低いのでリベロです。夏は室内で練習を2時間、冬は砂浜ダッシュや腕立て歩行、片足跳びなどしていたので体力には自信があります。

 -休みは何します?

 福岡 主に自己投資です(笑い)。エステ、ネイル、マツエク、酵素風呂、買い物など暇があれば出かけています。

知多半島を自転車で1周する途中、今井美亜(右)と神社でおみくじを引いた
知多半島を自転車で1周する途中、今井美亜(右)と神社でおみくじを引いた

 -仲のいい選手は? 

 福岡 同期女子に、今井美亜さん、大山千広さん、関野文さんなど…。多すぎて書ききれません(笑い)。2月には元プロの中北涼さんにスノーボードを教えてもらって滑られるようになりました。谷川里江さんとも一緒に行きましたよ。

冬はスノーボードへ。左から鋤柄貴俊、福岡泉水、谷川里江、吉田裕平、吉田凌太朗
冬はスノーボードへ。左から鋤柄貴俊、福岡泉水、谷川里江、吉田裕平、吉田凌太朗

 -将来の目標は? 

 福岡 まずは、もっとレースで勝てるようになりたいです。毎節、予選突破を目指していけるように頑張っていきたいです。

 -ボートレースの魅力とは?

 福岡 明確な夢、目標を持てることです。小さいときから、なりたいことや、自分からやりたいことがあまりありませんでした。その私が毎節の目標、将来の夢をしっかり考えられるようになりました。身近な目標があることは、素晴らしいことだと思います。

※次回は7月9日更新予定

 ◆福岡泉水(ふくおか・いずみ)1997年(平9)9月9日、兵庫県生まれ。愛知支部。119期生として、16年11月に尼崎一般戦でデビュー。18年4月の児島一般戦でデビュー初勝利。昨年の獲得賞金は427万8000円。156センチ、53キロ。血液型O。