みなさま、こんにちは。1日に公益財団法人日本財団で紺綬褒章(※)の伝達式に行ってきました。日本財団の笹川陽平会長から伝達を受けました。大変、身の引き締まる思いでした。

日本財団「災害復興特別基金」に寄付を続けた功績が認められ、紺綬褒章を受章した毒島誠
日本財団「災害復興特別基金」に寄付を続けた功績が認められ、紺綬褒章を受章した毒島誠

以前から行ってきた寄付活動ですが、大きく自分の中の意識が変わったのは、11年の東日本大震災です。地元の群馬県でも多くの被害が出て、僕の実家でも塀が崩れ、車庫が倒壊しました。テレビで見る光景にも言葉を失いました。

そんな中、何かできないかと、当時の支部長や師匠らと、近くの駅で募金活動を行い、道行く方々が寄付をしてくれました。1人の力では立ち向かえない課題も、多くの思いが集まればとても強い力に変わることを実感しました。

必ずやらなければいけない。そう思うと誰でも、いずれ後ろ向きな気持ちになるかも知れません。ですが、例えば、コンビニのお釣りを1円でもいいので寄付してみる。道に落ちているゴミを拾う! これも社会貢献につながります。自分の行動ひとつで目の前の人や遠くの誰かが笑顔になれたり、少しでも幸せな気持ちになってくれたらうれしいですね。

またボートレースの収益金は、日本財団を通じ、さまざまな形で社会に貢献しています。舟券を買っていただいたお金の一部は、社会の抱えてる多くの課題に向き合い使われています。ファンのみなさまも実は社会に貢献しているんです。僕自身、レースで元気や笑顔を届けられるよう、しっかり頑張っていきます。(ボートレーサー)

※紺綬褒章(こんじゅほうしょう) 公益のために私財を寄付し、功績が顕著な個人や団体に対し、内閣府の助言と承認のもと、天皇陛下から授与される。

紺綬褒章のメダル
紺綬褒章のメダル